第06話4コマで読む
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ケン居酒屋チェーンの売上は今期45億円、前の資料じゃ80億円だ。大幅に落ちたぞ。もう数字は読めたな!
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ユイ待って。45億円の表は上半期、80億円は通期ってあるよ。センパイ、決算は何をそろえて比べればいい?
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センパイ対象期間、単位、連結か単体かをまずそろえろ。半年と一年では長さが違う。実績か会社予想かも確かめるんだ。
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ジム同じ上半期なら、前年は40億円、今期は45億円。『落ちた』と言う前に、同じ期間の資料を並べてみるものだね。
居酒屋チェーンを運営する会社の決算例をセンパイと読みます。売上や営業利益から始め、資産、現金、PER、PBRへ進みます。期間と単位をそろえたうえで、同じ数字でも何が違えば意味が変わるのかを、計算と資料の見方から確かめます。
決算を開いたら期間と単位
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ケンこの居酒屋チェーン、今期の売上が45億円で、去年は80億円だ。ずいぶん落ちたぞ。先に『売上減』と書いちまおう。
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ユイケン、今期の45億円の上には『上半期』ってあるよ。去年の80億円の表は違う見出しだね。センパイ、決算で数字を比べるときはどこをそろえるの?
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センパイ80億円の表の上に「通期」とあるね。一年分と半年分を比べていたよ。比較するときは会社名、決算期、対象期間、単位、連結か単体かを最初に合わせよう。会社予想と過去の実績も別に扱うよ。
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ジムなるほど、同じ舞台に載せる数字を選ぶのが先だね。前年の資料から、同じ上半期の売上を探そう。
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ユイ前年の上半期を探したら40億円だった! 紙の表には4,000百万円と書いてあるから、違う数字みたいに見えたよ。
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センパイ百万円は100万円の単位。4,000百万円は40億円だ。同じ上半期の実績なら、今期は5億円増。伸び率は、増えた5億円を比較の出発点である40億円で割って12.5%と計算するよ。
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ユイ期間と単位を書きそろえたよ。会社のページには決算短信、決算説明資料、有価証券報告書が並んでいたけど、どの資料から調べると探している数字にたどり着きやすい?
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センパイ決算短信では業績の要点や会社の見通しなどを、まず同じ表で確認しやすい。会社が決算説明資料を用意していれば、事業の変化や会社が挙げた理由が見つかる場合がある。金融庁のEDINETで閲覧できる有価証券報告書には、詳しい財務情報や事業等のリスク、注記などが載る。
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ユイ子会社を含めて事業を広げている会社だと、資料によって会社の範囲も違うんだね。「連結」と「個別」が並んでいたら、どこまで含めた売上なのかもメモしたいな。
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センパイ連結は親会社と対象となる子会社などをまとめたグループの数字で、個別は原則としてその会社単体の数字だ。単位の「百万円」「億円」と一緒に、対象が連結か個別か、実績か会社予想かを最初の一行にメモする。途中で資料が訂正されていたら、訂正後の数値と変更箇所も確認しよう。
ミニ確認 45億円と80億円から、上半期の減収を判断できる?
できません。比較する期間をそろえてから増減を計算します。
売上の増減を価格・数量・構成に分ける
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ケン売上が20万円増えたって聞いて、もう唐揚げの仕込みを増やす気だった。何皿売れたかはまだ見てない。
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ユイ近所の居酒屋をモデルにした練習で、唐揚げの売上が100万円から120万円になった。注文の皿数が増えたからだと思ったけれど、同じ皿数で値上げしただけの場合もあるよね。数字を見て、どんな順番で仮説を立てればいい?
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センパイ一つの商品なら、売上を単価と販売数量に分けて考えられる。複数あるなら、商品ごとの価格と数量、どの商品が多く売れたかという構成も関わる。会社の決算説明資料が販売数量や価格、事業別売上などを説明しているか探して、分かった理由と推測を別に書く。
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ユイ売上増の理由が値上げだったと分かっても、数量が減っていたら手放しで喜べないし、新しい客が増えたと決めつけられないね。反対に、安くした結果たくさん売れた場合は、売上だけで利益まで分かるのかな。
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センパイ利益には原価や販売費なども関わるので、売上増と利益増は別の問い。値上げで一皿当たりの売上が増えても材料費も上がったかもしれないし、数量を伸ばすため広告費を使ったかもしれない。資料に書かれていない数量や費用の内訳は、見つからなかったと書いて構わないよ。
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ジムでは、値段・販売数・商品構成の三つを見出しにしよう。どの数字が裏付けになるか、別々に書ける。
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ユイ海外にも店がある会社では、現地では同じ数量と価格でも円換算した売上が変わることがあると聞いた。新しい店を子会社に加えた場合も増えそう。去年と今年で、比べる範囲が同じかを先に考える必要があるんだね。
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センパイそう。資料に為替や企業買収の影響が示されていれば、増えた金額の中に何が含まれるか読める。全体が増収でも、既存事業の伸びと連結範囲が変わった影響は別。売上増という見出しを、どの地域・商品・比較範囲・為替条件で増えたのか、答えのある範囲で言い直すのが目標だ。
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ケン唐揚げが飛ぶように売れた月だ。祝杯をあげて、仕入れの請求書を開いたときには酔いがさめた。
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ジムこちらが売上、こちらが費用。幕を二つに分けよう。一皿の値段が上がったのか、出た皿が増えたのか。拍手の前に説明してもらおう。
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ケン出た皿が増えた。けど、仕入れも増えた。味見の皿まで足してから、何が残ったか見ないとな。

ミニ確認 増収20%と分かったら、販売数量も20%増えたといえる?
単価や商品構成が変わっていれば、いえません。売上増の理由を確かめるには、販売数量や価格、地域や事業の構成などを資料で探します。
売上と営業利益を一緒に見る
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ユイ売上が前年より増えたら、お店に残る利益も増えると思ってた。センパイの例だと、営業利益は100万円から60万円に減ってる。どうして?
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ケン売上が増えたって聞いたときは祝杯の気分だった。営業利益が減ったなら、請求書まで開かないとな。
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センパイ売上から商品の原価を引いたものが売上総利益。そこから人件費や広告費など、販売・管理にかかった費用を引くと営業利益が分かる。例では売上総利益が20万円増えた一方、販売費と一般管理費が60万円増えたよ。
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ユイ20万円増えたぶんより、費用の増え方が大きいんだ。じゃあ唐揚げがたくさん売れたせいで原価が上がったと考えていい?
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ジム原因を『たくさん売れたから』で片づけず、原価と販管費を別の列にしよう。どこで残り方が変わったかを見たい。
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センパイその表だけでは、値上げで売上が増えたのか、販売数が増えたのかは分からないね。決算説明資料に数量や単価、原材料の話があるか見よう。会社が示した理由と、自分の推測を分けて書くと読み返しやすい。
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ユイ今度は利益の割合も考えたいな。売上が増えて営業利益も増えたとき、売上100円当たりに残る利益も増えたと言える?
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センパイ割合は営業利益を売上で割って確かめる。売上が1,500万円に増え、営業利益が120万円なら、金額は100万円から120万円に増えても割合は10%から8%に下がる。成長した量と、売上100円当たりいくら利益が残ったかを両方見ると、増え方の違いに気づける。
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ユイ去年は400万円残っていたのに、今年の売上総利益は同じ400万円だったとする。営業利益だけ減ったなら、原価より広告や管理費の変化から探す、という順番でいいのかな。
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センパイその差を読む出発点としてはそう考えられる。ただ、売上総利益が同額でも、その内側で売上と原価が両方増減した可能性がある。金額だけで原因を確定せず、原価率、販管費、会社が説明する費用項目を確認する。決算説明が一時的な費用を挙げているなら、期間と根拠も読む。
| 項目 | 前年 | 今期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上 | 1,000万円 | 1,200万円 | +200万円 |
| 原価 | 600万円 | 780万円 | +180万円 |
| 売上総利益 | 400万円 | 420万円 | +20万円 |
| 販管費 | 300万円 | 360万円 | +60万円 |
| 営業利益 | 100万円 | 60万円 | −40万円 |
居酒屋を営む会社の決算例です。売上総利益の増加20万円を、販管費の増加60万円が上回りました。
ミニ確認 この例の営業利益が減った直接の理由は?
売上総利益の増加20万円を、販管費の増加60万円が上回ったからです。
一時的な損益と事業の動きを区別する
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ユイ営業利益は前年100万円から90万円へ減ったのに、当期純利益は増えたという会社の練習データを見た。ひとつの年に利益が減ったとも増えたとも書けるなら、見出しをどう読めばいい?
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センパイまず何段階の利益なのか確かめよう。日本基準の簡略例では、営業利益に営業外の収益と費用を反映して経常利益を求め、特別利益や特別損失、税金などを反映した先に当期純利益がある。上場会社の連結資料では親会社株主に帰属する利益の欄も確認するよ。
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ケン純利益が増えたって聞いて、店が忙しくなったと読んでた。何で増えたのかを先に聞くべきだったな。
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ユイ会社が持っていた土地を売ってまとまった利益が出たとしたら、お客さんが唐揚げをたくさん頼んだこととは違う話だね。ところで、土地を売ったのなら、その金額全部が利益だと考えていい?
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センパイ売却代金そのものと会計上の売却益は違う。たとえば帳簿に500万円で記録された土地を700万円で売り、関連費用を考えない単純例なら、差の200万円が売却益だ。事業の売上増と土地を売ったときの利益を分けると、次期にも同様に生じるかという問いが立つ。
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ジム土地を売った利益は、お店で料理を売った結果とは別の欄で追おう。次の年にも同じ理由があるかは、まだ書かないでおく。
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ユイ「一時的だから除けばいい」と言い切るのも心配だな。毎年「特別な費用」が載っていたら、一度だけと考えにくいし、いま実際に支払ったお金やリスクを見落とすかもしれない。
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センパイ開示どおりの利益と、自分が特定項目を除いた試算は、別の行にする。会社が調整後の数字を示す場合も、何を足し引きしたのか原表と照合しよう。費用が何度も出ていないか、将来の計画に影響があるかも確認する。「一時的」という名前を見ただけで消さない。
ミニ確認 土地売却で当期純利益が増えた。来年も同じ増益といえる?
いえません。土地売却益が再びあるかは別の情報です。本業に近い利益の変化と、営業外・特別項目や税金の影響を分けて確認します。
貸借対照表である時点の財産と負担を読む
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ユイ損益計算書は期間の話だったけど、貸借対照表には決算日の欄があるよ。こっちは一年でどれだけもうけたかより、その日に何を持っていて、どれだけ返す必要があるかを見る表?
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ケン厨房機器や在庫までお金と同じ気分で数えてた。決算日に持っていた物と、今日払える現金は別か。
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センパイ資産、負債、純資産をある時点で示す表だ。資産には現金のほか売掛金や在庫、設備などもある。負債には借入だけでなく買掛金なども含まれる。単純な関係は資産=負債+純資産。資産が多いことと、すぐに使える現金が多いことは同じではないよ。
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ユイ資産1,000万円、負債700万円、純資産300万円なら、300万円はすぐ手元から使えるお金だと思っていた。資産の半分が設備や在庫でも、純資産の計算上は同じ数字になるから注意が必要なんだね。
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センパイそのとおり。現金がいくら、在庫がいくら、いつ返す負債がいくらという内訳が必要だ。純資産は資産と負債の差に対応する会計上の区分で、現金の箱ではない。グループの連結では親会社株主以外に帰属する持分などもあるので、指標が使う自己資本と純資産の区分を確かめよう。
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ジム純資産300万円という見出しだけでは、設備と現金の内訳が隠れる。資産の欄も一緒に開こう。
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ユイ借入金で設備を買ったら、資産も負債も増えそう。資産が前年より増えたことだけ見て、会社がもうかったと考えると間違いそうだ。実際に増えた設備を何年使う予定か、返済がいつかも関係するよね。
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センパイそういう変化には、損益計算書と現金の動き、資産の内訳も合わせよう。借入の返済を問うなら期限と現金、在庫の増加を問うなら販売の状況や会社の説明を見る。同じ業種でも季節性や事業モデルが違うから、負債があるかどうか一項目で良し悪しを決めない。
ミニ確認 純資産300万円は、いつでも300万円を現金で取り出せるという意味?
違います。純資産の額は現金の残高と同じではありません。資産の種類や換金のしやすさ、負債の返済期限などを別々に確かめます。
「現金が増えた」の中身をたどる
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ユイ今度の表は現金等が200万円から240万円に増えてるよ。この40万円を、その期間に事業で稼いだ現金として読んでいいの?
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ケン手元の現金が増えたって聞くと、レジで稼いだと思っちまう。通帳の増え方だけでは、仕入れや借入まで見えないか。
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センパイキャッシュ・フロー計算書で、営業、投資、財務の三つに分けて見よう。営業の入出金、設備などへの投資、借入や返済などの資金調達が、期末の残高に反映される。利益に計上した売上でも代金が後払いなら、すぐには現金が入らないよ。
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ユイ設備を買うと投資で現金が出ていって、借り入れたら財務で入ってくるんだね。ということは、40万円増えていても、借り入れの影響が大きい場合がある。
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センパイそのとおり。加えて貸借対照表では、ある時点の現金や設備などの資産、返済すべき負債、純資産を見られるよ。現金残高と純資産は別の項目だ。借入の返済期限も見ると、支払いの負担を考えやすい。
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ユイ現金が40万円増えた理由を分けられたね。営業でもうかった分と営業で入った現金は、いつも同じなのかな。たとえば前月に納めた商品の代金を翌月に受け取ると、売上を記録した月と入金がずれるよね。
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センパイ損益計算書の利益は、現金を受け取った日だけで計算する数字ではない。売上を記録しても未入金なら売掛金などが増え、手元の現金はまだ増えていないことがある。キャッシュ・フロー計算書で、営業・投資・財務に分けた現金等の動きを見ると理由を整理しやすい。
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ジム商品を納めた月と入金の月を、表で分けてみよう。利益と現金のズレを具体的に説明できる。
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ユイ唐揚げの仕込み用に鶏肉を多めに仕入れて、まだ在庫に残っている場合も、現金は先に出るね。逆に、設備を買った年は大きな支払いがあっても、その年だけの費用として全部を引くとは限らないと聞いたよ。
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センパイ設備の取得は現金の動きと、費用をどう期間に配分するかを分けると分かりやすい。取得時に現金を払えば投資活動の支出が生じ得る一方、損益の減価償却費は期間に配分される。借入で現金が増えた場合は財務活動に現れ得るが、借入は営業で稼いだ利益ではない。
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ユイ営業キャッシュ・フローがマイナスなら、必ず危ないと思っていた。売掛金の回収時期や在庫の増え方で一時的に支出が先に来ることもあるなら、原因と期間を見たい。反対に、今期だけ入金が集まった可能性もあるね。

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センパイ数年の推移と、どの項目が変わったかを読むと判断の前提が増える。設備投資を進めた会社で投資キャッシュ・フローがマイナスというだけで、その投資の効果は分からない。現金が増えた・減ったという合計の下に、営業、投資、財務それぞれの理由と、その動きが続くかの問いを並べよう。
200万円から始まり、営業・投資・財務を合わせると+40万円。期末は240万円です。
ミニ確認 この会社の営業の現金等は40万円増えた?
営業活動の欄は70万円増。40万円は投資・財務を含めた全体の増加額です。
PERは一株当たりの利益と比べる
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ユイ株価がどちらも1,000円なら、A社とB社の株は同じくらいの値段に見えるね。「PER」では何と比べるの?
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ケン値札が同じなら同じくらいと思ってた。株価1,000円の横に、一株当たりの利益も並べるんだな。
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センパイ1株当たり純利益、略してEPS。株価をEPSで割ると株価収益率、PERになる。EPSが100円なら10倍、50円なら20倍。株価が動かなくても、利益の実績や予想が変わるとPERは動くよ。
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ユイA社は決算に載った実績EPS、B社は来年の予想EPSで計算してた。数字をそろえないと、倍率の比較で何を見ているかが違うね。
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センパイそうだね。業種と年度に加えて、実績か予想か、いつの株価かも書き添えよう。利益の出方が安定しているか、一時的な売却益が入っていないかで倍率の見え方は変わる。赤字のときは、通常の倍率比較がしづらいよ。
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ジム倍率を一列に並べる前に、分母へ『実績』か『予想』か書こう。ここを省くと、見栄えのいい比較でも中身がずれる。
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ユイ10倍と聞くと、10年でお金が戻るという約束のようにも思える。利益は全部配当になるわけではないし、来年以降も100円とは限らない。そう書くにはどこまでの仮定が必要なんだろう。
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センパイ利益に対する株価の倍率は、保有者にいくらいつ支払われるかを示す指標ではない。会社の利益のうち配当に回る部分と会社に残る部分があり、利益や配当も毎年変わる。分母の数字の中に土地売却のような一時的な利益がないかまで読めば、倍率の背景を説明できる。
株価は両方とも1,000円。1,000円を各予想EPSで割りました。
ミニ確認 この例でPERを上げたのは株価の上昇?
いいえ。予想EPSの低下です。
PBRは一株当たりの純資産と比べる
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ユイ同じ株価1,000円の例で、今度はPBRが1.25倍って書いてある。決算表のどの数字とつながるの?
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センパイ1株当たり純資産、略してBPSと比べるよ。BPSが800円なら1,000円÷800円=1.25倍。PERで見た利益はある期間の成績、PBRで比べる純資産はある時点の財産の差し引きだね。
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ケン俺の店にあった設備も、帳簿の数字どおりに売れたとは限らない。BPSを見たときもそこは分けるんだな。
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ユイ分かった。PERとPBRの数字を並べるときは、株価の横に利益と純資産を別々に書く。BPSが大きくても、工場を帳簿に載っている値段で売れるかは分からないよね?
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センパイそう。帳簿上の額、実際に資産を売ったときの額、これから稼ぐ力はそれぞれ確かめる項目だよ。倍率から読み始めたときも、決算に戻って、資産や負債の中身と利益の変化を見てみよう。
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ユイ倉庫に商品が残っていたり、今は使われていない設備があったりすると、帳簿上の値段と売れる値段に差が出そう。反対に、普段の事業では優れた仕組みや人の技術も大事だけど、その価値が帳簿に全部書いてあるとは限らないよね。
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ジムPERの分母は一株当たりの利益、PBRの分母は一株当たりの純資産。似た倍率でも見ている角度が違うね。
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センパイだから同じPBRでも業種や事業の性格が違うと解釈が変わる。設備や在庫の持ち方、利益が続く見込みなどを読もう。自己資本が減った場合は、株価が同じでも分母の減少でPBRが上がることがある。株価が上がったのか、分母が下がったのかを分けると理解しやすい。
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ユイ「PBRは去年1倍、今は1.25倍」と聞いても、一株の基準が変わっていないか、どの日の株価と決算を使ったかを見ないといけないんだね。株式分割の前の株価と、分割後のBPSを混ぜたら結果がずれそう。
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センパイそのとおり。株式分割などをまたぐときは一株当たりの単位をそろえる。BPSの基準日や株数の定義は決算資料の表と注記で確認する。純資産が負などのケースでは数値が比較に適さない場合もある。計算できることと、判断に使えることを分けて考えよう。
ミニ確認 純資産の額から、会社が保有する現金の額まで分かる?
分かりません。現金の額は貸借対照表の資産の内訳で確認します。
ROEと財務のレバレッジを読む
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ケンROEが高い方を選べば、利益も多くて借金の心配も少ないと思ってた。数字を一つだけ見て決めていいのか?
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ユイ自己資本の割合とROEを一緒に見るのはなぜ? ROEが高い会社の方が、必ず利益が多くて借入も安全だと思いそうだけれど、利益を何で割った割合かを知れば違いが見えてくるのかな。
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センパイROEは自己資本に対する利益の割合として使われる。計算では期首と期末の自己資本の平均を使う表示などがあるから、分母の定義を確認する。利益が同じなら、分母の自己資本が小さい方が割合は高くなる。割合の高さが、手元現金や負債の少なさを直接表すわけではないよ。
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ユイ同じ100万円の利益でも、自己資本500万円なら20%、1,000万円なら10%だね。数字の上では前者が高いけれど、なぜ自己資本が少ないのか、負債の影響なのかを見ないと解釈を誤りそう。
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センパイ割合を見るときは、利益の額と安定性、資本の額、借入などの変化を並べるとよい。たとえば大きな借入で資産を持つ会社は、利益を増やす機会と返済の負担の両方を考える必要がある。株主還元や過去の損失などで資本の額が変わった可能性もあるから、理由は開示資料で確認しよう。
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ジム利益が同じでも自己資本の大きさで割合は動く。分母を細くした理由に借入があるか、表を見直そう。
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ユイPER、PBR、ROEの関係式を見つけたよ。ここまでの計算なら一株の利益をBPSで割ると簡単に作れるけど、サイトに表示されたROEの実績値をそのまま掛ければ、いつでもPBRと一致するのかな。
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センパイ同じ株価、同じ基準のEPSとBPSを使う単純式なら、株価÷EPSにEPS÷BPSを掛けると株価÷BPSになる。公開されるROEには平均自己資本を用いた定義や利益の期間の違いがあるし、PERが予想ベースの場合もある。別の定義の数字を混ぜれば一致するとは限らない。
ミニ確認 二社とも利益100万円。ROE20%と10%の差から、前者の借入が少ないといえる?
いえません。同じ利益なら自己資本の額など分母が異なります。借入や返済の状況を知るには、負債や現金の内訳と期限を別に確認します。
予想と実績の差を説明する
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ユイニュースでは「増収」だったのに、資料では会社の前回予想を下回ったと書いてある。良い、悪いと一語でまとめると、どちらかを消さないといけないように感じた。比べる基準が違うということ?
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ケン増収って聞いて『予想も超えた』まで書いてた。去年と会社予想を同じ基準にしたのは早かったな。
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センパイ前年の実績、会社が以前出した予想、今回の実績は別の数字だ。前年より増えても、会社の予想より小さいことはある。見る資料には発表日と対象期間を書き添え、予想の変更なら変更前と変更後を比較する。市場の反応まで説明するなら、別に確認が必要だよ。
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ユイ前年売上100億円、期初予想120億円、実績110億円とすると、前年比は10%増だけれど、予想より10億円小さい。予想比は120億円を基準にするから、約8.3%下回ったと計算できるね。
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センパイその説明なら比較対象が明確だね。予想が変わった資料なら、変更理由に価格、数量、原価、為替、設備の立ち上げ時期など、どんな前提が挙がるかを見る。実績が出る前の会社予想は見通しとして扱い、確定した結果と同じ欄に置かない。
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ジム前年比と予想比の見出しを両方残そう。比べる相手を書けば、増収と予想未達は同じ表に収まる。
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ユイ会社が「下半期に回復する」と説明したら、達成が確定したわけではないよね。どの事業が回復するのか、下半期に必要な利益が上半期の何倍かを計算すると、説明で確かめたいことが出てきそう。
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センパイ例として、通期利益予想100億円で上半期実績40億円なら、通期予想の達成に必要な下半期は60億円だ。前年の季節性や会社が挙げる条件を見ず、単純に上半期を二倍して予想と違うと決めつけない。必要な数字を出した後で、その見通しがどんな前提か読む。

ミニ確認 前年100億円、会社予想120億円、実績110億円の場合、増収と予想未達は両立する?
両立します。前年実績を10億円上回り、会社予想を10億円下回っています。比較の相手と、金額・割合のどちらを示すかを書き分けます。
同業比較で定義と商売の違いを確認する
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ユイ同じ小売業でも、店を直接持つ会社と、加盟店にブランドや仕組みを提供する会社では、売上高の意味がかなり違って見えるよ。同業なら、営業利益率をそのままランキングにして比べていいのかな。
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ケン同じ店の商売でも、店のレジの売上と本部が受け取る額じゃ違うな。割合だけだと見落としそうだ。
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センパイ業種名が同じでも、収益を得る仕組みと会計上どの額を売上に計上するかが違い得る。直接販売と手数料を受け取る取引では、売上の規模や原価の比率が違って見える。事業内容、会計基準、対象期間、連結範囲、単位を先にそろえ、そろわない違いはメモしてから比較しよう。
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ユイA社の利益率が10%でB社が15%だと、B社が良いと思いそう。A社の取扱高の表示とB社の収益の表示が同じ意味かが分からないと、数字だけの結論は危ないね。利益率は会社の使い方を調べてから計算したい。
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センパイそう。設備を自社で持つか、外部へ委託するか、事業地域や価格帯は同じか、という違いも背景になる。IFRSと日本基準、会社が独自に調整した利益指標などを混ぜると、何を含むかが変わる。会社資料に指標の定義があれば、比較表の列名の下に残そう。
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ジムランキングを飾る前に、収益の定義を見比べよう。分母がそろわなければ、数字の差をそのまま優劣にしない。
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ユイ会社ごとの事業別売上を足したら、連結の全体売上と一致しないことがあった。二つの事業がお互いに売った分まで足しているのか、そもそも表の基準が違うのか。手元で勝手に数字を合わせない方がいいね。
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センパイ調整額やセグメント間取引などの説明がないか注記を見る。足し算が合わないときに丸めや内部取引の可能性を考えることと、理由を断定することは違う。資料の値と自分の計算を分けて残し、確認できた差だけ説明できれば十分だ。
ミニ確認 二社の利益率を比較する表で、最低限何を横に書いておく?
対象期間、連結か個別か、金額の単位、利益指標の定義です。商売の仕組みと会計基準の違いも、比較結果の説明に必要になることがあります。
自分の観察メモを完成させる
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ユイ決算を読んでも、何から書けばいいか迷うよ。学習のメモを一ページにするなら、正解を書き当てるより、事実と理由の候補、それからまだ分からないことを分けて置いた方が役に立ちそう。
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センパイ最初に資料名、発表日、対象期間、単位を書く。次に前年と今期の売上、営業利益、営業利益率を並べる。増減の説明は会社が挙げた理由と自分の考えを分け、分からないときは注記や説明資料で追いたい項目を書こう。見通しは実績と別の欄にする。
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ケン俺のメモだと、材料費が上がった『かも』がいつの間にか断定になってる。事実と予想を行で分けるよ。
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ユイ「売上は増えたけど利益が下がった」という観察の次に、理由を「材料費かもしれない」と書いたとする。会社の説明が見つかったら事実の欄に直せばよい? まだ資料にない数字を私が予想して補うのは避けたい。
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センパイ資料を見つけたら、どの資料に何が書かれていたかまでメモする。会社が「原材料価格が上昇した」と説明したことは確認した事実で、その影響額を開示していなければ金額は不明のまま。会社の説明と、自分の見通しの間に線を引くと別の人が読んでも再現できる。
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ユイ株価の指標も最後に書きたい。PERが下がった日に、株価が下がったのか、利益予想が上がったのか、基準が変わったのかを考える。どれもあり得るから、分母の発表時点を忘れずに記録しておこう。
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ジム発表資料のページと日付も隅に書こう。次に読み返すとき、どこまで確認したか他の人にも渡せる。
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センパイ最後の一行は「この資料から言えること」と「次に調べること」。割安や割高と一語で片付ける前に、利益率と現金の動き、資産の構成、事業の説明を戻って確認する。練習が終わった時点で答えの出ない項目を残してよい。観察の手順がそろうことが次の決算の助けになる。
ミニ確認 比較メモの最後に、資料で確認できない理由が残ったらどうする?
推測で埋めず、どの情報が見つからなかったかを書きます。次回の開示や注記で確認する問いとして残すと、事実と解釈を混ぜずに振り返れます。
売上と利益は別々に追う。PERとPBRは分母を確認し、業績の背景や同業の水準と合わせて読む。
ONE QUESTION
1問クイズ
株価1,000円、1株当たり当期純利益100円のとき、PERはいくらですか?
正解と解説
10倍
株価1,000円を1株当たり当期純利益100円で割ると10倍です。PBRを計算するときは、1株当たり純資産で割ります。
出典・参考資料
- 日本取引所グループ|株価収益率(PER)
- 日本取引所グループ|株価純資産倍率(PBR)
- 東証マネ部!「PBR、割安判定の基本指標」
- 東証マネ部!「会社四季報の読み方」
- 日本取引所グループ|決算短信作成要領・四半期決算短信作成要領
- 日本取引所グループ|適時開示情報閲覧サービス
- 米国証券取引委員会(SEC)|財務諸表の入門
- 金融庁|EDINETについて
- 経済産業省|PBRの分解(PERとROE)
株式や投資信託などは価格が変動し、投資元本を下回ることがあります。